バカラはタイ（引き分け）を除けば、「プレイヤー」と「バンカー」のどちらが勝つか1/2の確率で勝利できるゲームです。そのシンプルなルールと奥深い戦略性で多くのプレイヤーの心を惹きつけてきました。その中でも特に重要なのが、ゲームの進行を可視化する「罫線」です。この罫線は、プレイヤーが過去の結果を追跡し、次の賭けに活かすための貴重な情報源となります。
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バカラの基本
カードシューには、ジョーカーを除く52枚の1デッキが、8デッキ入っています。ディーラーは、「プレイヤー」と「バンカー」に2枚（状況によっては3枚）のカードを配ります。カードの合計点を計算し9に近いほうが勝ちです。
ビーベット（BeeBet）「ジャパニーズ・スピードバカラ」
メインベット
・プレイヤーベット：プレイヤが勝つことを予想します
・バンカーベット：バンカーが勝つことを予想します
・タイベット：プレイヤー、バンカーの両者が引き分けを予想します
カードの数値は、Aが1点、2～9はそれぞれの数字、10、J、Q、Kは0点。合算で10の位は無視します。例えば7と8の合計は15ではなく「5」とみなされます。
サイドベット
罫線に記録される「ペア」を説明します。
・プレイヤーペア：プレイヤーの最初の2枚の数字がペア
（例：プレイヤー ♥4 / ♠4）
・バンカーペア：バンカーの最初の2枚の数字がペア
（例：バンカー ♣K / ♦️K）
・ミックスペア：プレイヤーまたはバンカーのどちらかがペア
・パーフェクトペア：プレイヤーとバンカーの最初の2枚の数字と絵柄がペア
（例：プレイヤー♦️2 / ♦️2+ バンカー ♠Q / ♠Q）
・ダブルパーフェクトペア：プレイヤーとバンカーの両方がパーフェクトペア
（例：プレイヤー ♥A / ♥A + バンカー ♥A / ♥A）
罫線の役割
・バンカー、プレイヤー、引き分けの勝敗を示す罫線：どの手が優勢であるかを把握し、次の賭け方を考える材料になります。
・勝ち負けの流れを視覚化：連勝や連敗のパターンを見つけ出すことで、心理的なアプローチにもつながります。罫線は各ラウンドの結果を記録するための表です。英語ではスコアボード（ScoreBord）といいます。
ビーベット（BeeBet）の「ジャパニーズ・スピードバカラ」
（ライブゲームプロバイダーのEVOLUTION社）を参考に最も基本的な罫線の説明をします。
基本的な罫線の種類
ビーズロード（Bead Road）
右上から縦にゲーム結果を記録し、ゲームの流れを視覚化します。罫線の基本であるビーズロードに慣れることはプレイをするにあたって重要な予想手法となります。ゲームは右上から縦に記録されます。
・P（●）：プレイヤー勝利
・B（●）：バンカー勝利
・T（●）：タイ
・左上の小さな丸（●）：プレイヤーペア
・右下の小さな丸（●）：バンカーペア
ビックロード（Big Road）
このボード上の各塗りつぶされた列は、バンカー（○）またはプレーヤー（○）の連続勝利回数を示します。エントリは、前のエントリと同じ色の場合にのみ同じ列に追加されます。つまり、追加するマーカーが青（○）で、前に追加したマーカーが赤（○）の場合、次の列に追加します。ただし、同じ色の場合は、行の末尾に追加します。タイの場合は、最新のエントリーのセルに緑の線（ / ）を描きます。
・（○）：プレイヤー勝利
・（○）：バンカー勝利
・（ / ）：タイ
・左上の小さな丸（●）：プレイヤーペア
・右下の小さな丸（●）：バンカーペア
ドラゴンテール（Dragon Tail）
賭けをしているプレイヤーは通常、テールが形成されたときにそのテールに賭け始めることから、「ドラゴンを追え」というキャッチフレーズが生まれました。
以下の図のように、バンカー（○）が連続して勝利し列が埋まってしまった場合は空いているセルに追加されます。その形がドラゴンのように見えるため名付けられました。
まとめ
カードゲームの王様と言われる「バカラ」はそのシンプルさと戦略性に世界中のプレイヤーが魅了されているカードゲームの1つです。特にカジノでは高額の賭けが行われる事が多く、プレイヤーにとっては緊張感と興奮を同時に味わえるゲームとなっています。
特に自身におけるベットの設定、バンクロールの設定など「バカラ・コントロール」と呼ばれる方法や、過去のゲーム結果を基にした賭け方が話題にのぼることもありますが、結果は常に運に左右されるため、一攫千金を狙うにはリスクも伴います。そのため本格的なルールを学ぶことで、より深い楽しみを得ることができるでしょう。
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